化学療法・放射線療法との併用における ビタミンの効果

○目的
腫瘍学界において一部の者は、化学療法/放射線療法を 受ける患者は食品サプリメントの抗酸化剤や他の栄養素 を使用すべきでないと主張する。 有力な腫瘍治療施設の腫瘍専門医は、放射線療法および 一部の化学療法は、抗酸化剤により無効にされる フリーラジカルを産生することにより殺傷するので、 抗酸化剤はこれらの治療法を妨げる、 および葉酸がメトトレキサートを妨げると主張した。 2つの処方抗酸化剤、アミフォスチンと デクスラゾキサンが化学療法/放射線療法中に一般的に 使用されているにもかかわらず、である。
○デザイン
化学療法/放射線療法と併用した抗酸化剤および 他の栄養素に関する全エビデンスを評価するため、 MEDLINE®およびCANCERLIT®データベースを、 ビタミン、抗酸化剤、化学療法、放射線療法の用語を 用いて、1965年から2003年11月まで検索した。 論文の参考文献を検索した。 化学療法/放射線療法との栄養素の併用を報告した 全研究(査読実施論文280件、in vitroのものが 62、in vivoが218)を選別せずに含めた。

○結果
βカロチン;ビタミンA、C、E;セレン;システイン; ビタミンB;ビタミンD3;ビタミンK3;グルタチオンを 単剤もしくは併用で使用する患者8,521を含む、50件 の臨床ランダム化、もしくは観察試験が実施されていた。
○結論
1970年以降、査読が実施されたin vitroおよび in vivo研究280件で、このうち50件の臨床試験に 8,521名が含まれ、うち5,081名に栄養素が投与 されたが、癌に対する治療にこれらが妨げとならない ことが一貫して示された。 さらに、非処方抗酸化剤および他の栄養素は癌に対する 治療の殺傷能を促進し、副作用を軽減させ、健常組織を 保護する。 15件の臨床試験において、非処方酸化剤と他の栄養素 を服用した患者3,738名で生存期間が実際に延長された。

Charles B. Simone II医師とNicole L. Simone医師は顧問医師、 Victoria Simone看護師はリサーチナース、Charles B. Simone医師は 顧問医師かつ医療ディレクターで、全員がニュージーランド州 ローレンスビルのSimone癌予防研究所に属している。 Altern Ther Health Med. 2007;13(2):40-46.

GenEpic™と
従来の治療

注釈:

OH Researchビタミン&ネラル臨床試験

26歳~75歳の患者を対象とした、血清中のビタミン、ミネラル、アミノ酸濃度の上昇における、
ニュートラシューティカルズ(機能性栄養補助食品) の有効性の検証。
GenEpic™への栄養素追加の前段階において、 Optimal Health Researchは、広範囲な 高品質の栄養素の安全性・有効性を確認するため、 250名の患者を対象に臨床試験を行った。
試験における各栄養素の量・形態は、栄養素の 高バイオアベイラビリティ、忍容性、毎日の 長期使用による安全性を確保できるよう選択された。
広範な必須ビタミン、ミネラル、微量元素を含め、 これら栄養素の複合相乗作用および関連代謝機能 について最高の利益が得られるようにした。

○試験デザイン
この試験は、1400名の患者集団からの250名のランダム選択 としてデザインされた(200名はGenEpic™のサプリメントを 投与され、50名は対照)。患者らは病歴を聴取され、 ベースラインとなる血清中濃度を含めた身体検査を受けた。
試験では最初に血清を採取し、以降1、2、3ヶ月時の採取とした。検査したビタミンはA、E、B1、B2、B6、B12、C、Dであった。 ミネラルはカルシウムと鉄であった。 成長ホルモンと甲状腺機能における上昇を確認するため、IGF1と FT3を含めた。患者集団の年齢幅は26~75歳で、平均年齢は49.7歳だった。女性で平均は48.8、男性は51.2歳であった。
本試験において女性は117名、男性は132名であった。

○結果
これらサプリメントを服用した患者では、3ヶ月時点で全体的に血清中濃度が31.3%上昇した。この増加は、検査全般にわたり一貫していた。本試験から、ビタミン、ミネラル、アミノ酸の血清中濃度が低い患者の治療においてサプリメントが有効なことが実証され、マイナスの副作用は報告されなかった。

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